Richard Rodney Bennett / Tempo Di Hard Rock
リチャード・ロドニー・ベネット/ハードロック
(2台のピアノのためのでディベルティメントより第4曲)
ベネットさんは、1936年イギリス生まれの作曲家です。現在も作曲家として活躍中。映画音楽もかなりたくさん手がけていて、代表作は「オリエント急行殺人事件」などなど。
始めからロックのリズムバリバリです。途中少しアドリブっぽいところもあります。
Richard Rodney Bennett / Tempo Di Hard Rock
リチャード・ロドニー・ベネット/ハードロック
(2台のピアノのためのでディベルティメントより第4曲)
ベネットさんは、1936年イギリス生まれの作曲家です。現在も作曲家として活躍中。映画音楽もかなりたくさん手がけていて、代表作は「オリエント急行殺人事件」などなど。
始めからロックのリズムバリバリです。途中少しアドリブっぽいところもあります。
ミヨー/スカラムーシュより第3楽章 ブラジレイラ(ブラジルの女)
Milhaud/ Scaramouche Brazileira
今回はフランス人の眼に映った?ブラジル音楽です。作曲者ダリウス・ミヨーは1892年生まれ。フランス6人組と言われた当時新進気鋭の作曲家です。外交官の仕事でブラジルに滞在していた時のイメージで書かれたと思われます。
スカラムーシュは元はピアノとサックスの為の作品ですが、ミヨー本人が2台ピアノの為に改編しました。3楽章のブラジレイラは全編サンバなどの、ラテンのリズムに溢れています。暑くてジメジメ(…これって日本風?)ではなく、暑いけど湿度低く、でも太陽はギラギラの夏のイメージです。暑いけど爽やか!海でちょっとオシャレに過ごすって感じです。
ミヨーさんは、病気でずっと車椅子生活だったらしいです。ブラジレイラの様な陽気な女性に憧れを持っていたのでしょうか…
2010年7月2日記
Scriabin / Etude Op2-1「14歳の憂鬱」の巻
スクリャービン作曲 / 練習曲作品2-1
スクリャービンはラフマニノフとほとんど同年代のロシアの作曲家で、ラフマニノフのライバルともいえます。モスクワの音楽院で作曲の先生も、ピアノの先生も同じでした。
ブラームス作曲 /4 つの小品 ~ 作品 119-4 「晩年に勝利の行進を作曲する気概」の巻
では、ここでまず、PTNAピアノ曲辞典より梅村さんの演奏で。
浅田真央ちゃんのフリープログラムに使われる
ラフマニノフ 鐘 は実はオリジナルはピアノソロ曲です。
Rachmaninoff Prelude Op3-2
ではここで、ギレリスの全盛期の名演で。
http://www.youtube.com/watch?v=EtuMVBLEWJU
ラフマニノフは「鐘」の音にとても深い思い入れがあったようです。
一説によると小さい頃行った教会での鐘の音に原体験がありずっとそのイメージを持っていた。
これも一説ですが、クレムリン宮殿の鐘の音にインスピレーションを受けたという説もあります。
断定できませんが、私は「原体験」であるという説を支持します。
とにかく、鐘のイメージを元に「前奏曲作品3-2嬰ハ短調」を作曲しました。
出だしから鐘の音をイメージさせる重低音が聞こえてきます。
途中、メランコリックなメロディが聞こえてきて、その後激しいトレモロの音とともに
最初のテーマが非常に重い大きなスケールで再生されます。
楽譜がなんと4段になっています。弾くのも大変です。
真央ちゃんの曲のアレンジは、オーケストラサウンドでしたね。
明後日聞いてみてください。
出だしは原曲のイメージもありましたが、その後は、少しきれいにまとまっていたように思います。
みなさん、よかったら、原曲をお聞きになりませんか?
イメージは違いますが、よい曲です。
2010年2月24日記/2013年3月3日追記
ドレミパイプ(ブームワッカー)
ドレミパイプといいます。
アメリカ生まれ、カラフルなビニール製のパイプです。
叩くとドレミ~の音が出ます。
リトミック・ピアノ講座で使っています。
アンサンブルの中で子供たちにも叩いてもらっていますが、
一緒に来られている保護者の方々が結構ウケて叩いてくださります。
ストレス発散?にちょうどよい?
ドレミが赤・黄色・緑とカラフルな色で分かりやすいこと。
チャンバラの様にクロスさせて叩くと和音にもなるので、結構面白いです。
海外では、Boomwhackerと呼ばれています。
なんとプロの演奏集団?の様なグループもあるようです。
こちらはSaintsというプロ?集団
こちらは、東海大学学生たちによる「山の音楽家」の演奏です。本田記念幼稚園での講座の余興で演奏しました。私も出演しています(笑)
私もとてもとてもお世話になっていて第二の母の様な存在だった江田礼子先生が1月にお亡くなりになりました。
突然の訃報を私は今日知りました。※2010年1月
去年の桜が咲く頃お会いしてからご無沙汰をしてました。
もう一度先生お会いたかった!残念で仕方ありません。
江田礼子先生は東京都文京区茗荷谷にある貞静学園保育専門学校(貞静学園短期大学)で長く教えていられました。
江田礼子先生にビアノ及び幼児向けの歌唱指導の授業を受けた事がある方は1000人以上はいらっしゃると思います。
3月に先生を偲ぶ会(江田礼子先生はクリスチャンだったのでミサ)が有るようです。
この記事をごらんになって一緒に江田礼子先生を偲んで下さる方ご一報下さい。
この記事が、多くの方の目に止まる様に祈ってます。
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2010年2月4日記
子供のリトミック講座で使っている手作りグッズのご紹介
東海大学付属本田幼稚園にて、リトミック・ピアノ講座を開催してます。
子供達に楽しく解りやすく楽譜を勉強して貰うために色々なグッズを「開発」しています。
今回パネルシアターで大譜表のボード作りました。
写真の中のト音記号や音符は、自由にくっつけたり剥がしたりできます。
結構便利ですよ!
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2010年1月30日記
共感覚・・・スクリャービンのお話
色聴感覚を持っていた作曲家として有名なアレキサンダー・スクリャービン(Alexander Scriabin)は、自らの感覚を十二分に生かした楽器と作品を残しました。
色光ピアノ(楽器)とプロメテウス・火の詩/作品60(作品)です。
2006年5月号の音楽雑誌:ムジカノーバに特集が載っていました。【P6】。
N響:アシュケナージの演奏+色彩のパフォーマンスによるコンサートが開催されるとのことです。
↓詳しくはこちらを 【2006年 2月25日 第1562回定期演奏会】
http://tc5810.fc2web.com/nhksohear200601.htm
N響の80周年記念らしく、かなりお金がかかっているようなかんじ。
こんな興味深いコンサートの聞き逃して残念でなりません。
スクリャービンは音を聞くと色が見える「色聴」感覚の持ち主として有名です。
スクリャービンは音に反応して光るピアノ(カラードオルガン)を発明したんですが、そのころの技術では正確には再現されていませんでした。今回発光ダイオードなどを使ってかなり忠実に再現されていたらしいです。
見たかった!!!!
青色は精神界:赤色は物質界を示すらしいです。
また、「ド」は赤、「ファ♯」は青だそうです。
皆さんはどんなイメージですか?
私は、「ド」に白っぽい赤というかピンクを感じます。
[面白ピアノ曲解説No.4]
ドビュッシー作曲 / 子供の領分より「小さな羊飼い」
F. Debussy / Children’s Corner The Little Shepherd
「妖精現わる!」の巻
ある先生が教えてくれた、とっておきの話です。
この曲はストーリーが聞こえてきます。
少年が登場!!
彼は、夜、広~い草原で不思議な笛を吹きます。
すると、どこからともなく妖精が現れます。
そっと、軽やかに、かわいらしく…
するとホルン(角笛)の音が聞こえてきます。
「かえってこ~いーよ~~」と…
→演歌っぽかったかな?
角笛は妖精を呼び戻すサインです。
すると妖精はふっと消える…
すると、また少年が不思議な笛を…
でも、なかなか現れない。
また、吹く。
現れた!!
最後は妖精と少年が会話を…
そして、また、ふっと妖精が消えてしまってエンディング。
いかがですか?良かったら聞いてみてください。
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2008年5月27日記
[面白ピアノ曲解説No.3]
プーランク作曲 / 即興曲15番
F. Poulenc / Improvisation No.15
Hommage a Edith Piaf
「シャンソンみたいな?」の巻
シャンソン界の大御所エディット・ピアフって知ってますか?
あの、「愛の讃歌」
(あなたぁ~の燃える手でぇ~・私をだきしめて~ぇ)
の歌で有名な人です。(一応・女の人です。)
このピアフさんが亡くなった時
仲のよかったプーランクが
ピアフさんへのオマージュとして書いた曲です。
プーランク:日本ではあまり知られてないけど
おしゃれで優しい曲を沢山作曲したフランスの作曲家。
だから少し悲しい曲です。
出だしからもう、涙に濡れている…
少しむせび泣いているような感じです。
そのあと、落ち着いた少し寂しいメロディーが…
聞いた感じはシャンソンっぽいです。
だから初めて聞いても楽しめます。
でも、そこは、プーランク。
ちゃんと、ピアノならではの響きとか
音の広がりとかが用意されています。
イメージの世界が広がります。
途中、とっても明るくなります。
まるで、ピアフとの想い出に浸っているみたい。
そして、最後は泣き笑いみたいになります。
メジャーとマイナーの音が交錯します。
意味深な終わり方です。
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2008年5月26日記
[面白ピアノ曲解説No.2]
ショパン作曲 / 子守歌 作品57
F.Chopin / Berceuse Op.57
「えっショパンにも子守歌が?」の巻
皆さん子守歌といえば誰の作品を思い浮かべますか?
ブラームスの作品が有名ですよね?
実はショパンも作曲してます。
ショパンの作品の中で、超メジャーではないけど、
素敵な曲です。
まず、
左手の規則的な伴奏がまるで、ゆりかごのように始まります。
そして、さり気なくふっとメロディーが聞こえてきます。
このメロディーが色々な形へと少しずつ変化します。
気がつくと、右手の動きがまるで爽やかな風の様…
実はこのメロディーは始めのメロディのバリエーションなんです。
でも、そんなことはあまり感じられない。
そして、よく聴いてみると左手は最後まで全く同じ形。
Ⅰ-Ⅴ-Ⅰの単純な繰り返し。
その単純な繰り返しがいつの間にか私たちを夢の世界へと
誘います。
この曲を聴きながら眠りにつけると最高ですね。
まさに大人の為の子守歌です。
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2008年5月26日記
[ 面白ピアノ曲解説No.1 ]
スペイン版ピアノの詩人モンポウ/庭の乙女
Federic Mompou / Scenes d’Enfants~Jeunes filles au jardin
これから、
「あまり有名じゃないけど、聴いてみるととっても素敵な曲」
についてアップさせていただきます。
今回はモンポウです。
スペインの作曲家ですが、彼の作品は和音が綺麗です。
ピュアーで飾らない彼の人柄が偲ばれる作品が多いです。
ショパンは、ピアノの詩人といわれていますが、
モンポウは「スペイン版ピアノの詩人」だと思います。
彼の代表作といえる
「子供の情景」より庭の乙女
をお勧めします。
まず、不思議な響きが聞こえてきます。
これから秘密のお話が始まるという感じ。
そして、ふっと音が止まり、静寂…
その静寂の中から次の
4度の音程の不思議なメロディが生まれてくる。
専門的には+6の和音を使っているのですが、
この和音の響きがなんとも新鮮で美しいです。
響きの中に私は、スペインの夏を感じます。
でも、日本ほど暑くない!!。
ずっと聞こえてくる左手のゆったりした音の流れは
爽やかな風のイメージ。
この音の流れはずっと続きます。
そして最後は出だしと同じ不思議な響き…
こんな感じの曲です。
癒される一曲です。
私は、疲れた時に聴きます。よかったら…
[DISCOGRAPHY]
熊本マリさん…モンポウを積極的に演奏している方です。
熊本さんのベストアルバムに収録されています。
キラキラした音が印象的です。
Mompou…作曲家自身による全集版「Mompou plays Mompou」
というアルバムがあります。
彼の人柄どおりの丁寧で響の美しさが際立つ演奏です。
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2008年3月13日記
我が家のG2君は、もう20年以上活躍してくれているベテランです。最近だいぶハンマーがくたびれてきたんで替えました。ハンマー交換も2度目です。つまり、新品でついていたハンマーから数えると、ハンマーさんは3代目となります。
では、なぜハンマーを変えるんでしょうか?
ピアノは弾かれればどんどんハンマーが変形してきます。その変形を是正するために表面をやすりで削ります。
すると、当然ハンマーのヘッドはだんだん小さくなってきます。写真は古いハンマーと新しいハンマーです。
芯の部分の赤く手前見えるのが古いハンマーで芯も白く奥に見えるのが新しいハンマー。
ハンマーは木の芯にフェルトを巻きつけている構造ですが、
古い(手前に見える方)ハンマーの方はフェルトが削られて薄くなり木までの肉厚が少なくなっているのが見えますか?
また、ハンマーの形も新しいほうが流線型。古いほうはずんぐりしたかんじ。
木の芯までのフェルトの厚みが実際に弾いたときの音にとても影響します。
弾き方にもよりますが、古いハンマーでは、木の芯までのフェルトが薄いため、
だんだん音がすうっぺらく、硬い感じになってしまいました。
こうなると音の奥行きというか、広がりが感じられなくなってしまいます。
…で、交換することにしました。
ちなみに、写真の芯が赤いハンマーも実は10年前くらいに交換した2代目です。(このピアノのオリジナルではない)
だから、G2君はハンマーの交換も2回目です。彼もきっと慣れているでしょう??
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2006年5月26日記
今回もG2君のお話です。
写真は、弦を叩くハンマーです。
このハンマーも付け替えました。
某べー○○ドル○○ーのハンマーです。
本来はG5以上の大きさのピアノ用ハンマーです。
だから重たいです。
しかもフエルト(堅い布)の部分が
柔らかい素材で、ぎゅっと巻いてある?
だから大きさ(質量)もあり、
少し太めの落ち着いた音になりました。
ハンマーに弦の跡(へっこみ)見えますか?
このへっこみがあまり深い溝になっていると
その部分のフエルトが圧縮されて堅くなっていて
だから、音も硬くなります。
時々堅くなると表面を削ってもらいます。
削ると柔らかい部分になるので、
音が柔らかくなります。
また、患部?(表面)に針を刺すと
音が柔らかくなります。
でも、刺しすぎると音に力がなくなります。
だから慎重に刺す必要があります。
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2006年3月10日記
我が家のグランドピアノは20年経過した超ベテランです。
でも、今でも現役でがんばっています。
それには訳があります。いろいろと改造してます。
そんなG2君の改造秘話お話します。
調律師の方々から見ると不穏当は発言もあるかも?
その節はぜひご容赦を!!
G2君のスペック YAMAHA G2 E2800278
・チューニングピン
写真で見えますか?シルバーの弦を巻いているピンです。
G2君は昔は黒いピンでした。
音が狂いやすくなったのでシルバーのピンに交換。
効用:音のが狂わなくなりました。
いわゆる「とまり」がよくなりました。
作業:まず、今までの黒いピンを引っこ抜く。
(手伝いましたが、かなりの肉体労働です)
次に大きなドリルで穴を大きくする。
人力でねじをねじ込むように差し込む。
ピンを交換する時は、弦も一度はずすので、
必然的に弦の張替えになります。
・弦の張替え
G2君は今までに2度の張替えを経験してます。
効用:圧倒的に音の伸びがよくなります。
本来持っているそのピアノのキャラクターを残しつつ
生き返ったような華やかでみずみずしい音がします。
弦の種類:ピアノの弦はいわゆるピアノ線と巻き線があります。
巻き線は細い銅線巻いたもので低音に使います。
巻き線には「手巻き」と「機械巻き」があります。
20年来G2君の面倒を見てくれているU氏が
「手巻き」線を作ってくれました。
「手巻き」は作った人の根性が乗り移るようで、
G2とは思えない豊かな低音がなります。
yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 / 2006年3月10日記
親子でリトミック講座(東海大学)第二回修了発表会
東海大学付属本田記念幼稚園で東海大学エクステンションセンター主催のリトミック・ピアノ講座が開催されています。2010年3月6日に通算2期目の修了発表会が開かれました。
ちびっこたちのかわいく、頼もしい演奏が聴けました。
ピアノソロ・連弾・アンサンブルと盛りだくさんでした。
東海大学エクステンションサンターHPはこちら
旧オフィシャルサイトより転載 2010年3月記