面白ピアノ曲解説3.プーランク/シャンソンみたいな??

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[面白ピアノ曲解説No.3]
プーランク作曲 / 即興曲15番 
F. Poulenc / Improvisation No.15
Hommage a Edith Piaf 
「シャンソンみたいな?」の巻

シャンソン界の大御所エディット・ピアフって知ってますか?
あの、「愛の讃歌」
(あなたぁ~の燃える手でぇ~・私をだきしめて~ぇ)
の歌で有名な人です。(一応・女の人です。)
このピアフさんが亡くなった時
仲のよかったプーランクが
ピアフさんへのオマージュとして書いた曲です。

プーランク:日本ではあまり知られてないけど
おしゃれで優しい曲を沢山作曲したフランスの作曲家。

だから少し悲しい曲です。
出だしからもう、涙に濡れている…
少しむせび泣いているような感じです。
そのあと、落ち着いた少し寂しいメロディーが…
聞いた感じはシャンソンっぽいです。
だから初めて聞いても楽しめます。

でも、そこは、プーランク。
ちゃんと、ピアノならではの響きとか
音の広がりとかが用意されています。
イメージの世界が広がります。

途中、とっても明るくなります。
まるで、ピアフとの想い出に浸っているみたい。

そして、最後は泣き笑いみたいになります。
メジャーとマイナーの音が交錯します。
意味深な終わり方です。

yahooブログKazのpianoの話いろいろからの転載 /  2008年5月26日記

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