3月 06

電子ピアノを使って子供のレッスンをよりわかりやすく

※私が実践している方法をご紹介します

私が普段のピアノレッスンに使っている方法を少しづつアップします。

 

1.リズムサポート 

※2009年12月3日記

実践例
付点リズム 例)バスティン・ピアノメソードLevel3「ブギ」
実際の使用法:電子ピアノにはリズムボックスがあります。ブギのリズムを選択してリズムボックスに合わせて弾く練習をします。
リズム、特に16分音符のキレを良くする為に非常に効果的です。
通常は電子ピアノのリズムに合わせてGPで弾いていますが、あえて電子ピアノを使用して少し音が固めのエレピの音で弾く練習もします。より、リズムがはっきりします。
注意点:電子ピアノで弾いた場合は、かならず、GPでもう一度同じ曲を弾くこと様にしています。電子ピアノのタッチで完結したくないからです。

 

2.音色の変化によるイメージ拡大法

※2010年3月28日記

実践例
音色を重ねる/その1
(レイヤー機能・オクターブ)
例)バッハ・フランス組曲第3番よりジーグ
バッハの作品を現代のピアノで演奏する場合、当時使用されていた楽器のイメージから得られるニュアンスも大切です。
ジーグは組曲の最後を飾る場合が多く、当時もオクターブ上や下の音を加えて演奏される場合もありました。
チェンバロによる演奏でも、ヘルムート・ヴァルヒャの演奏などでは、盛んに当時の音色の加える機能を利用した演奏をしています。
ピアノにおいては、このようなオクターブの音が同時に鳴るという感覚は得られにくいです。
ほとんどの電子ピアノには「チェンバロ・ハープシコード」の音色があります。
少し機能の高い機種の場合、レイヤー機能を使ってオクターブ上やオクターブ下に設定したチェンバロの音色を加えて弾いて見ると、当時のジーグの感触を追体験できる場合があります。
 音色を重ねる/その2
(レイヤー機能・音色を重ねる)
例)バッハ・フランス組曲第3番よりメヌエット
バッハの作品を現代のピアノで演奏する場合、当時使用されていた楽器のイメージから得られるニュアンスも大切です。
チェンバロの演奏では、弱音(ミュートされた音)で演奏されている場合もあります。
ある楽曲はすべてのチェンバロで弱音を使うということではありません。演奏者のセンスに委ねられている場合が多いのですが、弱音(ミュートの音色)も味わい深いものです。
多くの学習者はチェンバロの音はピアノと同じように基本的に一種類と考えられているのではないかと思います。
さて、弱音のニュアンスをどのように電子ピアノで体験するか?が工夫するポイントでもありますが、私は、レイヤー機能を使ってチェンバロの音に弦楽器のピチカートの音色やハープの音色を加えています。
本物のチェンバロの音と全く同じとは言えませんが、それに近い感覚は得られます。
生徒さんたちは、チェンバロの音を画一的には考えなくなりました。

 

 

 

3月 06

大人のピアノレッスン【基礎編】

【参考記事】ムジカノーヴァ2009年6月号執筆記事を改編して転載させていただきます。ご覧いただければ幸いです。

1.生徒さんたちとのお付き合い

大人の方でピアノを習う人たちを大まかに4つのグループに類別してみましょう。

グループ名 年齢 音楽的経験 その他
A ~30歳代 高校生位まで何らかの形でピアノを習っていた。もう一度習い始めたい。演奏を極めたい。 社会人。独身の方が多い。
音大出身の場合もある。
B ~50歳代 昔習ったことがあるが、間が空いてしまい少し忘れている。 女性:子育てが落ち着いた。
男性:仕事も順調。趣味の時間を作れるようになった。
多趣味。
サークル活動等もしている。
C 60歳代~ 全く初めて。昔からピアノを弾いてみたいと思っていた。やっと時間ができた。 仕事はリタイアしている場合が多い。
子供の頃はピアノを習えなかった。
だから、今憧れのピアノを習いたい。
子供たちが習っていた時のピアノが家に残っているし、
D 60歳代~ だいぶ前に少しだけピアノを習った経験がある。 実は今はコーラスなどにも興味がある。音楽が大好き。人生をエンジョイ中

各グループについて

A 子供の頃からの演奏経験を活かしてよりより上達することを目指している方々。社会人になって人生経験を積んで行くことで音楽的な理解も深まります。新しい発見をすることも多くあります。練習時間は充分ではないことを、「心の負債」として抱えている場合も多いです。しかし、負債を抱える必要が全くなく、少ない時間の中で何が出来るのか工夫していく事の大切であること、練習時間が取れなくても「心」があれば上達することを分かってもらえる様にしています。
B 全てに積極的な方々。人生を謳歌しているともいえます。
社会的な環境もあると思いますが、音符が読めない方はほとんどいません。
ピアノの演奏経験はまちまちですが、皆さん音楽的な成長・演奏能力の向上を求めていられます。
少しでも上手になりたい。
難しい曲にも挑戦したいと思っていられます。
難易度の高い曲もオリジナル楽譜も挑戦できます。
レッスンでは、曲のイメージ・解釈、作曲者の特徴にとどまらず、演奏テクニックについてもどんどんお話します。
運動生理学的な部分にも興味をもたれている方も多いです。
CとD 人生の先輩に物事を教えることである熟年の方のレッスンでは、人として先輩方とお付き合いする気持ちが大切です。
生徒さんといっても、人格的もすばらしく非常に意義のある仕事をされていた方が多くいらっしゃいます。
私は立場的には「先生」と呼ばれていますが、先輩方から見れば、未熟者です。
ですから、生き方・考え方を学ばさせていただいているという気持ちで接しています。
未熟であっても一生懸命であることが先輩方にかわいがっていただく事に繋がります。
C  大人の方は、いつも頭の中には音楽・メロディが溢れています。表現したい気持ちが強いのです。
しかし、熟年になって習い始める場合、指を動かすことは大変です。
音楽のイメージと実際の演奏のギャップを埋めてあげることが大切です。音楽を奏でる感動を感じてもらいたいです。
始めての方にとっては左右別な動きは非常に大変なので、片手でメロディを弾いてみることから始めることになります。
片手で弾ける簡単なメロディでも、心から歌うことで音楽的な感動を味わって頂く様に心がけています
D 経験がある方でも年齢を重ねれば、身体的な能力は若い頃とは違ってきます。しかし、音楽的なイメージはより深く、高いものになっていきます。この2つの要素のバランスを取れるようにしてあげたいです。
みなさん憧れの曲があります。しかしオリジナルは難しすぎる場合も多々あります。そういう場合アレンジされた楽譜積極的に使います。
更に弾きやすくリアレンジもします。大切なのはその曲の音楽的魅力感じること・弾けた歓びや達成感を持つことです。曲の音楽的魅力・音楽的感動を深く感じる事も大切です。理解することは、演奏することと同じくらい大切に感じていられます。年齢を重ねてくると、昔できたこと(弾けたこと)が出来なくなっていくこともありますが、その状況を一番良く分かっているのは本人です。
寂しい思いをされているかもしれません。出来ないことを指摘するより、今出来る

2.レッスンの形態・具体的な方法

レッスンは一般的に個人レッスン(以下Sレッスン)が中心ですが、大人のレッスンで大切なコミュニティ・仲間作りに有用であるため、大手音楽教室ではグループレッスン(以下Gレッスン)も積極的に取り入れている様です。東海大学で行っているGレッスンの経験から大人のレッスン特徴についてお話します。

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※東海大学エクステンションセンター「大人のた,めのピアノ講座」

形態 メリット デメリット
グループレッスン ・コミュニティとしての魅力
・初心者には、一緒に始めるなら緊張しないで済むという安堵感。
・アンサンブルができる。
・ピアノ以外音色のイメージが広がる。
・レッスン時間を多く取れるので、時間内に練習も出来る。
・広い教室の確保が大変・電子ピアノを使用するため音色的なクオリティは高く出来ない
・メンバーの音楽的素養をそろえる必要がある
ソロレッスン ・個人の音楽的な素養を高められる。 1対1という緊張した関係になってしまう。
グループレッスン 東海大学/大人のピアノ講座では、GレッスンとSレッスンを併設していますが、初心者の方は「弾けないことで恥ずかしい経験をしたくない」と思っている場合が多く、Gレッスンの方人気があります。
詳細は上の表ををご覧下さい。大切にしているのは教師を含めみんなが仲間であるという雰囲気を作り出すことです。5人~8人位のグループなので、教師一人では対応が難しく大学院生にピアノ教育の実践の場として手伝ってもらっています。
一年位経過すると個人差が出てきて、一緒のグループが難しくなる場合があります。Gレッスンをレベル別に分けして対応していますが、Sレッスンに収斂されていく方もいられます。
ソロレッスン 前述の様に生徒さんのタイプよって色々と工夫はしていますが、共通して言えることは、「楽しい」レッスンを心がけることです。
如何に生徒さん達と人間的な交流を深めていくかが重要です。
一緒に演奏することで得られる絆もあるので連弾も有効な手段です。
レッスンで模範演奏する場合、私は心を込めて全力で弾きます。
皆さん感受性がある方なので演奏に込められた気持ちを感じてくれます。
音楽的に分かり合えることは言葉を超えたコミュニケーションでもあります。
長く続けるには、先生・仲間との交流が大切です。
周りの人に自分の音楽を感じてもらうことは何にも変えがたい感動です。
教室内で仲間ができる雰囲気を作るように心がけています。
コミュニティー 大人のピアノレッスンでは、仲間との交流が何より大切です。
東海大学ではGレッスンを中心に添えてコミュニティ作りを目指していますが、Sレッスンの方も加えて、内輪での発表会をすることで更に仲間を作るように心がけています。
内輪というのは、仮に演奏が失敗してもお互いに許せて分かり合える雰囲気という意味です。
東海大学でも半年に一度演奏会をしています。
私たち講師も必ず演奏します。生徒さんたちとの連弾もします。
Gレッスンの強みを生かしてみんなアンサンブルもします。
一番大切にしているのは、「和気藹々」の雰囲気です。

3.大人のレッスンの特徴~教材・レッスンの進め方 

教材のジャンル 学ぶべき音楽的要素は子供も大人変わらないのですが、年齢によって好まれる音楽のジャンルも変わります。その方の好むスタイルの曲で学べる様にしていくと興味も沸き、進度も速い様です。タイムリーな話題も喜ばれます。東海大学での講座でもトリノオリンピックの頃、あの「トゥーランドッド」は人気がありました。
ソルフェージュ能力 熟年で始めると、音の判別・音符の判別に苦労される方もいられます。普段の生活で音を能動的に聴くという行為が余りなされていないためでしょう。音を積極的に聞く環境があると少しずつ理解されていきます。アンサンブルは相手の音を聞かなければならないので能動的に音を聴く訓練となるため有効な手段です。
両手で弾くということ 熟年になって始められると、両手が違う動きであると苦労される方がいられます。又、レガートで弾くにも、指先の柔軟性が必要ですが、どうしても肘・肩に力がはいってしまう様です。筋肉の柔軟性・運動神経に係わる部分は時間をかければ必ず改善されます。理解しているが出来ないという場合、長期的に見て一緒に練習しながら待ってあげることも大切です。
リズム感 熟年の方では、リズム感が一番難しいです。特に両手では、難しいところで止まってしまう方がいられます。受講されている方は「分かっているんだけど頭がついていかない。」とよく言われてます。理解していてもテンポ通り弾くことが出来ない場合、練習を重ねるとだんだん弾けるようになって来られます。俊敏に弾けるようになるためにかかる時間が、子供より少しだけ多いのです。
コードネーム 理解してから弾くという点では熟年の方は非常に優れています。ですからコードネームの考え方は積極的に取り入れた方が良いと思います。又、特にコードネームに言及しなくても、左の伴奏形の中に存在する法則等々について理解されてから弾かれると効果があります。
最後に ピアノ演奏も運動です。年齢を重ねれば、身体能力は少しずつ衰えていくのは当然です。ですから、年齢を重ねた方が現状を維持して変わらず演奏されている姿は、賞賛に値すると私は思います。非常に努力をしていることと思います。このことを忘れずに大人のレッスンをしていきたいと思っています。
3月 06

平塚おとなのピアノサークルの演奏会が有りました。(2013年2月16日)

私がお手伝いしている平塚おとなのピアノサークルの小さな演奏会が有りました。
http://hiratsukapianocircle.web.fc2.com/

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気がつくと8年目に突入。みなさん、初めは全くの初心者だったのですがとっても上手になられて音楽を純粋に楽しんでいられました。毎回、人生のよき先輩であるみなさんとお話を伺い、心に刻まれるものがたくさんあります。楽しく過ごさせていただきました。
2013年 2月 18日 記

 

3月 06

大村楽器川原専務のこと

大村楽器(神奈川県小田原市)でお仕事をされていた川原専務がお亡くなりになりました。

川原専務をしのぶ会に行ってきました。

川原専務は、大村楽器の教室運営を一手に引き受けていた仕事のできる先輩。
川原さんとはずいぶん飲み行きました。(連れてっていただきました)
彼は、ウイスキー通で、私にシングルモルトの魅力を教えてくださいました。
一度大病をされてからは、少し、動くのがつらそうに見えました。
でも、いつも独特の語り口(少しシニカル)で、変わらないご様子でした。
ですからきっと復活してくれると信じていました。
残念です。
(後で聞いたんですが肝臓が悪かった様です)
だから、きっと体がつらかったと思います。
気丈な方なんですね。
川原さんは、マック信奉者、オーディオマニア、ジャズドラムもたたくという趣味人でもありました。
在りし日の彼をしのんで、関係者がジャズとかを演奏する会でした。
きっと、川原さんも、どこかで聞いていてくれたと思います。

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川原さんのご冥福をお祈りします。
合掌。
2012年 10月 22日 記

 

3月 06

竹内佑有君、2012年度PTNAコンペティションC級にて金賞受賞

竹内佑有君、PTNA C級金賞受賞!!

http://www.piano.or.jp/compe/result/2012/final/gold.html#c 

竹内君は愛知県半田市のマツイシ楽器でピアノを勉強されています。
 
マツイシ楽器HP↓
私は、一か月に一回特別レッスンと言うことで、お伺いしています。
竹内君は去年もC級全国大会に進出され、ベスト賞を頂いています。
今回は、去年のベスト賞から飛躍して金賞を頂きました。
 
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竹内君はリリックな演奏をします。
彼のはくちょう(c級現代)は、はっとするような美しい音でだれもが魅了されます。
本人の前では言いませんでしたが、私も思わずひきつけられた事が何回もありました。
 
金賞受賞を一つのステップと考えて、されに飛躍してほしいです。
又、それだけの可能性(ポテンシャル)を持っていると思います。
ファイト!!裕有君!!
2012年 8月 24 日 記
3月 06

小林麗さん、新美妃香里さん、全日本ジュニアクラシックコンクールに入賞(2012年度)

全日本ジュニアクラシックコンクール入賞

国立音楽大学で私のクラスで学んでいる以下のお二人が全日本ジュニアクラシックコンクールにて以下の賞をいただきました。

http://www.tiaa-jp.com/jcmcj/history/23rd.html

日ごろの努力が実を結んで私もうれしいです。
これからもどんどん飛躍してほしいです。
小林麗さん/国立音楽大学鍵盤学科4年・・・最高位 4位入賞(1位~3位なし)
新美妃香里さん/ 国立音楽大学鍵盤学科1年・・・審査員賞
2012年 8月 30 日 記
3月 06

世界の名曲を訪ねてⅢ(2011年12月3)

世界の名曲を訪ねてⅢ~2011年12月3日・立川市高松学習館に出演しました。

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今年で3回目の出演です。
今回はアコーディオンの伊藤恵子さんとフルートの西田紀子さんにゲスト出演していただきました。
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前半のドビュッシーのソロからスペイン・ラテンとコンサートが進み、
情熱大陸・リベルタンゴなどを演奏させていただきました。
楽しく・スリリングな経験をさせていただきました。
2011年 12月 3日 記

 

 

3月 06

東海大学こどものためのリトミック・ピアノ教室(第7期2012年4月~)

第7期東海大学こどものためのリトミック・ピアノ教室

第7期が5月9日から始まりました。
1年に前後期を開催しているので、丸三年過ぎて4年目に突入しました。
施設を貸して下さっている 東海大学付属本田記念幼稚園
講座のマネージメントをしてくださってる 東海大学エクステンションセンタ―
に感謝です。
リトミックの要素を取り入れて
お子さんに楽しみながらピアノを学んでいただくというコンセプトです。
始めは手探りでいろいろと悩みましたが、去年くらいから大まかな方針が固まり
今年からは、講座内容(カリキュラム)の標準化を目指しています。
学生・院生諸君にTA(ティーチング・アシスタント)として授業の一部分を任せています。
彼女らへの現場の提供とその環境の中での彼女らの成長も考えて開催しています。
今回、一緒に講師をしてくれている上村綾乃さんが
子供たちにドレミのキーボードでの場所をを楽しみながら覚えてもらうために
新しいグッズ(ドレミ・さかな)を提案してくれました。
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ドは赤、レは黄色…となっていますが、この配色は
ミュージックベルの配色に準じています。
リトミック分野のアンサンブルレッスンでミュージックベルを多用しているので
色彩的な関連を目指しています。
 
2012年 5月 26日 記
3月 06

大人のピアノ教室記念コンサート2011の様子(2011年9月24日)

大人のピアノ教室記念コンサート2011レポート

2011年9月24日(土)に無事開催されました。
会場:東海大学松前記念館(於:東海大学湘南キャンパス)
皆様のおかげです。
熟年の方々の熱演、心に残りました。
当日の様子少しご紹介します。
(いずれもリハの様子)
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大人の教室で恒例のアンサンブルのリハーサルです。
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ゲスト出演された東海大学芸術学科音楽学課程の講師の先生方々。
2011年 9月 25日記
3月 06

小林麗さんが国立音楽大学主催の「公開レッスンに出演(2011年10月24日)

国立音楽大学で私のクラスで学ばれている小林麗さんが公開レッスンに出演します。

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2011年10月24日:国立音楽大学講堂小ホールです。
ミッシェル・ダルベルト教授の公開レッスンです。
麗さんは、リサイタルを開くなど積極的に勉強されています。
当日、良い演奏してくれると期待しています。
2011年 10月 20日記
3月 06

高見祐果さん、黒澤瑠璃子さんが第21回日本クラシックコンクール入選

第21回日本クラシックコンクール全国大会

以下の二人の方が全国大会へ進出されました。
 
大学女子の部 高見祐果さん
現在、国立音楽大学演奏学科鍵盤楽器専修3年生
大学で、私のクラスで学んでいる方です。
Ravel:「鏡」より悲しき鳥たち、道化師の朝の歌
を演奏されて全国大会に進出されました。
 
高校女子の部 黒澤瑠璃子さん
 
現在湘南白百合学園高校1年生生
現在、私の教室で学んでいる方です。
Debussy:「映像」第二集より 金色の魚
を演奏されて全国大会に進出されました。
 
お二人とも日頃の努力が実り良い結果につながりました。
全国大会でも、良い演奏をしてほしいと思います。

 2011年 10月 26日記

3月 06

FAZIOLIのピアノ

FAZIOLI のピアノ
先日、FAZIOLI にお伺いしました。
F308 で行われたPTNAのグランミューズ部門の演奏を聴き、
その後、日本の総代理店の代表であるアレックさんにお願いして少し試弾させていただきました。
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現在、各地のコンサートで演奏されているのは目の前に写っているピアノらしいです。
中を覗くと、ハービー・ハンコックさん スタシスラフ・ブーニンさんのサインが有りました。
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アレックさんもかなりの腕前で演奏を聞かせてくれました。
アレックさんは、アミューズ コンクール(シニア部)で優勝、グランミューズ シニア部で準優勝
だそうで、上手なのも頷けます。
FAZIOLI のユニークな点はペダルが4本あることです。
ソフトペダル系が2本ある訳です。
1本は通常のウナコルダです。もう1本(一番左)は鍵盤の位置(打弦距離)が半分になるペダルです。アップライトピアノの一番左のペダルと原理は似ています。
自分で演奏した感触では、4本目のペダルは音色がウナコルダの様に柔らかくはならず、しかし
タッチは軽くなり、音も小さくなる感じです。
もし、FAZIOLIを所有し、かつ、リサイタルでこのFAZIOLIを演奏することができるとしたら、
今までとは全く違うアプローチの演奏ができそうです。新しい可能性を感じました。
FAZIOLI・今回弾いたF308はどちらかというとクリアーな音色です。鮮やかで音の立ち上がりも速い感じです。柔らかな音色にこだわっている(つもり)の私なら、もう少しハンマーの表面を少し柔らかく調整してほしい気がしました。
でも鮮やかで、新しい魅力にあふれたFAZIOLI、お金があったら欲しいなぁ!!
2011年 8月 17日記
3月 06

メシアン/星のまなざし_EL編曲版

MESSIAEN / Vingt Regards sur l’Enfant-J?sus  ~Regard de l’?toile
東海大学で私のクラスで電子オルガンを専攻している I さんの演奏です。
お聞きください。
メシアン/星のまなざしは、みどり児イエスの20のまなざしというピアノのための曲集に収録されています。
ピアノでも演奏するのは技術的にも大変な曲です。
ピアノでは表現できないほどの様々なイメージに溢れています。
電子オルガンで音色を自由に設定して演奏すると面白いのでないか?ということで
I さんがアレンジして演奏されました。
基本設定
1.楽譜に書かれている音は全て演奏する(つまり全く省略していない)
2.電子オルガンなのでもちろん、足も使う。どの音を足で演奏するかはアレンジ。
3.音色的には、電子オルガン(エレクトーン)の持つ能力をフルに生かして作ってみる。

2011年 8月 18日記

3月 06

沢田蒼梧君、竹内佑有君が2011年度 PTNAピアノコンペティション全国にてベスト賞受賞

第35回PTNAピアノコンペティション全国大会ベスト賞

私が、特別レッスンでお伺いしている
愛知県半田市のマツイシ楽器店講習生が二人全国大会に出場されました。
私も時々ピアノを聴かせていただいています。
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(左)竹内 佑有君  小学校5年
竹内君は今回初めてのPTNA全国大会でした。
すでに彼は第18回ピアノフェスティバルin知多最優秀賞も受賞しています。
C級ベスト賞を頂きました。
 
(右)沢田 蒼梧君  中学校1年
沢田君は去年の第34回PTNAピアノコンペティション、C級で金賞を頂いています。
2年連続全国大会進出でした。
D級ベスト賞を頂きました。
 
 
なんだか3人共メガネをしているなぁ・・・と写真をみて思いました。
この写真、大切な記念の一枚となりました(笑)
2011年 8月 28日記
3月 06

子供のためのリトミック・ビアノ講座グッズ3~おいしそうなドレミサークルなどなど

おいしそうなドレミサークル

東海大学付属本田記念幼稚園でリトミック・リトミック・ピアノ講座を開催しています。
その講座で使用した教材をご紹介させていただきます。
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お皿に乗っているのはお菓子ではなく
丸いふわふわのボール。
これをみんなでいっしょに
「ド」「レ」…と音名の上に置いていきます。音の順番に合わせてボールの置き場所が変わっていきます。
この、「ぐるぐる回る」のが大切なんです。
 
音階はずっと続く…ということを
自然にわかってもらおうという作戦です。

 

このドレミを覚える勉強は次のドレミ音符のシール貼りにつながります。

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シールは事務用のタックシールを使っています。
その幅に合わせて五線を作りました。五線も関係する色を使いました。
少しでも子供たちが音符を自然に楽しく理解できるような工夫をしています。
こういうことを考えているとき、楽しいです。
 
講座は東海大学エクステンションセンターのご協力で開催しています。
5月14日から第五期講座が始まります。
2011年 5月 10日記

 

 

3月 06

沢田蒼梧君、PTNA入賞者記念コンサートに出演(2011年4月)

PTNA入賞者記念コンサート
 
第34回ピティナ・ピアノコンペティション金賞受賞者による演奏会です。
通常は3月20日頃、東京で行われますが、今年は震災があり延期されていました。
4月30日にザ・シンフォニックホール(大阪)にて演奏会が開かれる事になりました。
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沢田蒼梧君(新中1)は、PTNAコンペティションC級で金賞を頂き、演奏することになりました。
沢田君は、愛知県半田市にあるマツイシ楽器店にて勉強されています。
私は、出張レッスンということで、定期的にお邪魔していて、沢田君の演奏も聴かせていただいています。
今回は、Debussy 前奏曲集1集より「アナカプリの丘」を演奏します。
クリアーな音質が印象的な沢田君ですから、アナカプリの丘に鐘を響かせてくれる事でしょう。
 
2011年 4月 5日記
3月 06

平塚おとなのピアノサークル発表会(2011年3月24日)

平塚おとなのピアノサークル発表会
本日(2011年3月24日)神奈川県平塚市八幡山にある旧横浜ゴム平塚製作所記念館で開催しました。
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ひっそりと、でも、確かな確信を持って開きました。
みなさん、熟年の方々、今の日本の状況はよく理解されてます。
「みんなで元気をだそう!!」という気持ちがあり、開催しました。
 
落ち着いた、良い会でした。
みなさん、ピアノ、すこしづつ確実に上手になってこられました。
音楽聴いていると、何か言葉では言い表せない、やさしさ、が感じられました。
みんなで頑張ろう!という気持ちも伝わります。
みんなで、何かを確かめ合った様な気がします。
 
 
↓平塚おとなのピアノサークルHP
2011年 3月 24日記
3月 06

リトミック・ピアノ講座~第4回こどものためのピアノ教室発表会(2011年2月)

第4回こどものためのピアノ教室発表会

私もお手伝いさせていただいている、東海大学エクステンションセンター主催の
第四期リトミック・ピアノ教室と第二期こどものためのピアノ教室の合同発表会が開かれました。
リトミック・ピアノ教室をふだん開催している
東海大学付属本田幼稚園にてひらかれました。
リトミック・ピアノ教室は、リトミックの要素を取り入れた
おこさまための情操教育としてとらえています。
おうちに音楽が溢れることを目標にしています。
こどもたちが音楽の基礎的要素をまなび、すこしづつピアノに興味をもつことも目標です。
こどものピアノ教室は東海大学の音楽専攻(芸術学科音楽学課程)のための施設を使用しし
わたくしも含めた大学講師スタッフが中心となって本格的にピアノを学ぶ教室です。
おかげさまで、それぞれ期を重ね、第四回となりました。
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目をキラキラさせて一所懸命発表をしてくれているおこさんを見ていると
私自身が元気になります。
楽しい、やりがいのある仕事です。
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2011年 3月 7日記
3月 06

プティ・コンチェルト第二番

プティ・コンチェルト第二番が演奏されました。

プティ・コンチェルト第二番は、私がクレメンティのソナチネを元に作曲したピアノ協奏曲です。
森山先生が中心になって活動をされている
バスティン研究会in大阪中央の方々の演奏会で取り上げていただきました。
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☆バスティン研究会in大阪中央10周年コンサート☆
日時:2011年2月6日
会場:川西市みつなかホール
ピアノ出演:バスティン研究会in大阪中央会員のバスティンメソッドで育った生徒さん達。
オーケストラ:西口勝先生指揮、京都市交響楽団を中心としたメンバー
 
ハイドン、モーツアルト、ショパンといったメジャーコンポーザーの作品と
一緒に演奏していただけたのは、無情の喜びです。
森山先生、バスティン研究会in大阪中央の皆さまに感謝です。
2011年 3月 6日記
3月 06

オペラ「CAMELIA(カミーリア)」~東海大学でかちゃれ(2011年2月)

オペラ「CAMELIA(カミーリア)」

東海大学芸術学科音楽学課程では、東海大学「でかちゃれ」の一環として
学生が自主的に制作し、オペラ公演を行いました。
以下は、東海大学チャレンジセンターのトピックス記事転載です。
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「Music Art Project(略称:MAP)」が2月16日、結成5周年記念オペラ「CAMELIA(カミーリア)」を伊勢原市民文化会館大ホールで公演しました。本プロジェクトは音楽と造形を組み合わせた学生主体による融合芸術を創作し、これらを周辺地域や社会へ広めることを目的に活動を続けています。その集大成であるオペラ公演は、2006年度の「水戸黄門」、08年度の「夜叉ヶ池」に続いて3作目。今回はグリム童話「手なし娘」を原作にした洋風オペラに初挑戦しました。MAPのオペラは、脚本から作曲、演出、出演、チラシ制作やチケット販売に至るまで、すべてを学生メンバーが手がけることが特徴です。今回も教養学部芸術学科をはじめ、文学部や理学部、健康科学部、政治経済学部などから多数の学生が参加。さらに、神奈川大学や日本大学、国立音楽大学、東京音楽大学、本学吹奏学研究会の有志および卒業生、本学職員らも加わり、総勢100名以上のスタッフ・キャストで一つの舞台を作り上げました。当日は、魔力によって視力を奪われた娘・カミーリアと王子の波乱万丈のラブストーリーを、学生自身が作曲を手がけた40曲以上の音楽にのせて上演。華やかな衣装に身を包んで堂々と歌い、演技をする学生らの姿に、会場に集まった約560名の観客から大きな拍手が送られました。

プロジェクトリーダーの中島麻耶さん(教養学部3年次生)は、「長い期間にわたって練習をしてきましたが、本番はたったの1回。でもその1回にメンバー全員の思いを込めることができました」と、無事に舞台を終えた喜びを語っています。また、「本番でハプニングは多少ありましたが、最後までやり遂げることができてうれしい」と話すのは、サブリーダーで脚本を担当した小野田紗季さん(同)。同じくサブリーダーで、舞台では王子役を務めた田端陽太郎さん(同4年)は、「約1年かけて練習を続けてきました。舞台の最後に近づくにつれて、いろいろな思いが込み上げてきました」と感動を語っています。

2011年 3月 3日記