FAZIOLIのピアノ

FAZIOLI のピアノ
先日、FAZIOLI にお伺いしました。
F308 で行われたPTNAのグランミューズ部門の演奏を聴き、
その後、日本の総代理店の代表であるアレックさんにお願いして少し試弾させていただきました。
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現在、各地のコンサートで演奏されているのは目の前に写っているピアノらしいです。
中を覗くと、ハービー・ハンコックさん スタシスラフ・ブーニンさんのサインが有りました。
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アレックさんもかなりの腕前で演奏を聞かせてくれました。
アレックさんは、アミューズ コンクール(シニア部)で優勝、グランミューズ シニア部で準優勝
だそうで、上手なのも頷けます。
FAZIOLI のユニークな点はペダルが4本あることです。
ソフトペダル系が2本ある訳です。
1本は通常のウナコルダです。もう1本(一番左)は鍵盤の位置(打弦距離)が半分になるペダルです。アップライトピアノの一番左のペダルと原理は似ています。
自分で演奏した感触では、4本目のペダルは音色がウナコルダの様に柔らかくはならず、しかし
タッチは軽くなり、音も小さくなる感じです。
もし、FAZIOLIを所有し、かつ、リサイタルでこのFAZIOLIを演奏することができるとしたら、
今までとは全く違うアプローチの演奏ができそうです。新しい可能性を感じました。
FAZIOLI・今回弾いたF308はどちらかというとクリアーな音色です。鮮やかで音の立ち上がりも速い感じです。柔らかな音色にこだわっている(つもり)の私なら、もう少しハンマーの表面を少し柔らかく調整してほしい気がしました。
でも鮮やかで、新しい魅力にあふれたFAZIOLI、お金があったら欲しいなぁ!!
2011年 8月 17日記

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