面白ピアノ曲解説14.晩秋の森に吹く風~シベリウス/樅(もみ)の木

樅(もみ)の木~晩秋の森に吹く風

Sibelius – Granen, The Spruce op.75-5

樅(もみ)の木は、Wikipediaによると、樅、学名Abies firma)は、マツ科モミ属常緑針葉樹だそうです。有名なクリスマスキャロル『もみの木』(ドイツ語原題: O Tannenbaum; おお、モミ(Tannen)の木よ)からもうかがわれるとおり、ヨーロッパでは伝統的にヨーロッパモミが使われてきた様です。

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樅の木は、シベリウス「樹の組曲」の中に収録されています。樅の木は、北欧では永遠の命の象徴だそうです。魂は樅の木から生まれ、そして樅の木へと戻る。つまり、永遠の生と死の象徴と考えられているようです。
 
 
まず、何処からともなく吹いてくる風で曲は始まります。季節は晩秋?。
そして、古く、ずっと昔からその地に静かに立つ樅の木のお話し(メロディ)が聞こえてきます。樅の木には過去からのさまざまな記憶がある。少しだけそんな樅の木の心が伝わってきます。
そして、樅の木の周りに更に強い風が吹き始めます。その風の中には人のさまざまな感情、喜怒哀楽が渦巻いている気がします。
樅の木は、孤高で、その葛藤を超越していて、「どんな時でも、私はあなたを見守っているよ!!」という人へのメッセージが含まれていると私は思います。
 
2011年 2月 28日記

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