ピアノ曲解説12.「家具の音楽」の巻
Satie,Erik / Gymnop?dies 1
エリック・サティは、フランス近代作曲家です。当時パリで有名なキャバレー「黒猫」でピアニスト兼音楽全般のディレクターの様な仕事をしていた人です。
サティは自分の作品を「家具の音楽」と考えていました。
やはり彼の普段の仕事からひらめきがあったとも考えられますね。
(まさにそのまま、家具の音楽という作品もありますj)
今では当たり前ともいえるBGMとしての音楽の可能性を予言していた作曲家とも言えます。
ジムノペディ1番はメロディが美しく印象に残ります。
メロディはいつも同じ長さで同じ雰囲気を醸し出しています。
その繰り返しに落ちつき感が感じられます。
これはミニマムミュージックという同じ形を何度も繰り返す音楽スタイルでもあります。
だから、途中から聴いても違和感がなく、エンドレスに続けても違和感がない!!
BGMとして最高の構成です。
私は、和音の響きサティ独特の透明感と落ち着きを感じます。
この響きに浸って感じるトリップ感もなかなか良いです。
2010年08月28日記
コメントを残す