共感覚にはいろいろなタイプが存在することが知られています。
#1色聴感覚(音と色) #2文字と色 #3言葉から味を感じる の3つのパターンの共感覚保持者が高い確率で存在する事がわかっています。
1.色聴感覚(音と色)
音楽家によくみられる感覚であり、代表的な共感覚ともいえます。
ここでは、顕著な例である、ある特定の音を聞くと明確にある特定な色を感じる人について説明します。
過去には、「自分は色聴感覚保持者である」宣言しているものの、実際には疑わしい人もいたようです
明確な色聴感覚を保持していたと思われる作曲家は以下の2人です。
アレキサンダー・スクリャービン (Alexander Scriabin)
オリビエ・メシアン (Olivier Messiaen)
メシアンの色聴感覚について(逸話)
自分の曲が演奏される演奏会のリハーサルで、指揮者(ピエール・ブーレーズ:世界的な作曲家でもあり指揮者でもある人)に向かって、「違う!!そこは紫じゃない!!オレンジだぁ!!」と叫んだらしい。。もちろんブーレーズは「そんな風に言われてもわからないよ!!」と怒ったとか?
スクリャービンの色聴感覚について
「カラードオルガン」という音に合わせた色彩(光)が出る楽器をつくたことでも有名です。
彼の作品の演奏会は最近も改めて行われて話題になりました。
2.文字と色
共感覚を保持する人の中に、特有の文字が色と関連付けて認識される人がいます。
よく知られているのは、数字です。ここでは、数字と色彩の関連についてご説明します。
細かく分けると数字と色彩の関連を感じる人にも2つのパターンがあります。
数字と色彩の関連#1→図形そのものと色彩が結びついている。
数字と色彩の関連#2→数字のイメージと色彩がむすびついている人がいます。
反応の違いは、脳内のどの部位で交錯が起きているか?に深く関係しています。
たとえば「1」が赤く見える。「3」が青に見える人だとすると…
数字と色彩の関連#1の場合
1・2・3・4・5 → 1・2・3・4・5
一・二・三・四・五→ 一・二・三・四・五
数字と色彩の関連#2の場合
1・2・3・4・5 → 1・2・3・4・5
一・二・三・四・五→ 一・二・三・四・五
となるそうです。
もし、読んでいただいているあたなが、このような感覚を持ていられたら、
ぜひ、メールしてください。
3.言葉から味を感じる
共感覚を保持する人の中には、言葉を聞くと味を感じる人もいます。特定の言葉を聞くと瞬時にある味を感じるそうです。
たとえば
「みゆき」→すっぱい 「さゆり」→甘い …といった感じです。
でも「梅干し」→すっぱい は、条件反射なので違います(笑)
すると、言葉から味を感じる共感覚保持者の方は、中学時代のクラスメートに「みゆきさん」がいたとすると朝ホームルームで名前が呼ばれるたびにすっぱい感じがするのです。これは甘すっぱい青春の思い出とは違います(笑)
コメントを残す