面白ピアノ曲解説16.テトラコードに支配されたソナタ~ベートーヴェン

Beethoven Piano Sonate No.7  Op.10-3 1st mov. 

ベートーヴェン ピアノソナタ 第7番 作品10の3 第一楽章

~「テトラコードに支配されたソナタ」の巻~

突然ですが、みなさん「テトラ」って言葉ご存知ですか?テトラポッドって聞いた事有りますよね。

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←こういうのです。

テトラというのはギリシャ語で「4」を意味する接頭辞だそうです。つまり日本語言うと4つの・・・という感じですね。

 

 

さて、今回のお題は「テトラ+コード」です。コードとは和音という意味なので、つまり「4の和音」→「4度の和音」となります。(少し苦しいけど・・・)

実際には、古代ギリシャでは2つの音の音程(幅)が4つ離れた和音をテトラコードと呼んでいたそうです。その中のダイアトニックがこのソナタに出現する「レ・ド#・シ・ラ」という冒頭の音列の元になっているようです。

すこし堅い話になってしまいました。このテトラコードによって作られた音列が7番のソナタ1楽章ではしつこいほど出てきます。更にややこし事に、テトラコードで書かれたテーマが4回繰り返す事が良くあります。まさにテトラだらけ??

聞いていると、同じメロディが何度も繰り返され、しかも徐々にエスカレーションしていく感じです。それがこの曲のはつらつさにつながっています。オクターブもよく出て来るのでエネルギッシュなイメージも有ります。若々しくはつらつとしたベートーヴェンの青年時代を彷彿とさせるような曲です。

 

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2013年3月13日記


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