Chopin Barcarolle Op.60 / ショパン 舟歌 作品60
「夏の海を連想させる舟歌」の巻
ショパンの舟歌はいわゆる玄人好みな作品です。ショパン円熟期の作品であり、演奏するのは技術的にではなく、音楽を表現するという部分においてかなり難しい曲とされています。「人生経験を積まないとあの曲は弾けない」等々とも言われています。しかし、曲の持つ雰囲気は若々しいと私は思います。
穏やかだけど明るい雰囲気は聞いていて気持ち良いです。何となくわくわくしてきます。とにかく美しい舟歌です。つまり波に揺られてる感じがします。季節は絶対夏。しかもまだギラギラ暑くない初夏を思い浮かべます。途中何となく雰囲気が怪しげ?になりますが、そのあと、穏やかで幸せな気分に浸れます。
作曲当時、ショパンは健康にすぐれなかったはずですが、この曲からはそういう不健康な感じや。悩ましい感じはしません。
2013年3月11日記
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