- 音楽検索システム:ユーザが好む音楽を簡便に探し出し聴く事ができる(動画の場合視聴できる)事を目指しています。本研究に関しまして、工学院大学工学研究へ社会人特別入試枠で入学し博士(情報学)の学位をいただき修了しました。博士学位習得後も研究を続けています。
- 研究発表・査読付き論文・博士学位論文に関してはこちらへ
- 本研究は以下の基礎研究&先行研究を元にしております。
- 共感覚
- カラーイメージ分析
◎研究テーマ/A~共感覚
- まずは以下の3つの記事をご覧ください。
- ますは、共感覚についてこちらの記事をご覧ください・・・こちらへ
○共感覚に関する私見
- 共感覚には、様々なパターンがみられますが、以下の2つに収斂されます。
- 明確な感覚
- 共感覚的比喩や、言葉の発生の起源説から類推されている誰もが持っている緩やかな感覚
- 従来①の明確な反応についての研究が多く、「ある特別な人の持つ感覚」という認識がありましたが、最近②の緩やかな反応についての研究がなされています。
- 私は、音楽家特有の感覚である絶対音感と共感覚の関連性も注目すべきであると考えています。
○研究指針
- 共感覚の先行研究を元にして、音楽と色彩のイメージ的な連携を把握すること。
- 絶対音感を保持している人と絶対音感を保持していない人の反応を比較検証する。
◎研究テーマ/B~カラーイメージ分析
まずは、以下をご覧ください。
○カラーイメージ分析に関する私見
- 様々な分析方法が有りますが、いずれにしても 言葉⇔色彩 の関連については客観的な事実として認識されています。しかし、言葉⇔音楽 言葉⇔楽曲 については、いまだに確立されているとは言えません。
- 一方、共感覚は、特殊な能力を持たない人々でもゆるやかに感じていると考えられています。なおかつ、色聴(音と色)に関しては共感覚の中でも、比較的ポピュラーであり、強い関連性の存在も指摘されています。
以上の2点から、言葉⇔音楽 音楽⇔色彩 に関する何らかの法則が存在するのではないか?と考えます。
○研究方針
- カラーイメージ分析の手法および形容詞のイメージマップを利用して音楽の分析を試みる。
- 色彩と音楽の評価の相違点を探る。
◎研究テーマ/C~音楽レコメンドエンジンの構築
- 音楽専用の形容詞イメージマップを策定する。
- 音楽と色彩の協調的な関係を元にマルティメディアに利用できる統一的な形容詞評価を策定する。
【現在の研究段階】
A・Bセクション共研究が完成したとは到底言い難いのですが、現在はAセクション・Bセクションで得られた結果を元にCセクションに関する研究を行っています。様々な統計分析を試みて、音楽を言葉(形容詞)のイメージと関連付けるエンジンを完成させました。まだ初期段階で、完全な形では有りませんが、まずまずの結果を残しつつあります。評価システムは以下の様な名前を付けました。
YSRM(イスリム)
2013年9月16日に正式にオープンしました。→→→YSRMはこちら
- YSRMにはYSRM_ALLとYSRM_PERSONALの2種類のエンジンが存在します。
- YSRM_ALLはあるグループのメンバーの統一的な好みを反映させた評価が可能です。
- YSRM_PERSONALは各ユーザの個人的な好みを反映させた評価が可能です。
現在YSRMエンジンを使用した楽曲レコメンドサイトを構築中です。近日中に皆様にインフォメーションできると思います。